本学園は、牧田宗太郎、環兄弟によって大正15年(1926年)に設立されました。兄弟は、自分たちが教育界・実業界で世の役に立つことができたのは、厳しい中にも慈しみ深い愛情をそそぎ、教育してくれた母がいたからこそだと、母への感謝と敬愛の件をつねに胸に深く抱いていました。そして、母に対する報恩の心を表すために、史情豊かな四條畷の地を選び、ここに教育の理想を実現させるべく学校を建てようと念願されました。このようにして本学園の母体となった四條畷高等女学校が設立され、母に対する報恩感謝の念が具体化されたのです。この至純なる精神は、本学園建学の精神として後世に引き継がれ、今日の総合学園に至る発展の歩みを支えるものとなっています。

教育の目的は人をつくることであり、人をつくることは、徳、地、体三育の偏らざる実施とその上に立つ品性人格の陶冶によってのみ可能です。

実践躬行
品性人格は、単に知識を身に付けるだけではなく、身をもって実際に行うことにより習得されます。

Manners makes man
礼儀正しい行いを身につけることが、人として成長し、品性人格の備わった人になることにつながります。

個々の人が持つ異なる性格と特色ある才能とを尊重し、これを画一化することなく、それぞれの天賦の才能を探究し、発揮させます。

自分たちの未来を信じて、明るく朗らかで、何事にも自主的、積極的に取り組む人を育てます。

知識は実践を伴ってこそ価値があることを知り、「知って行い、行って知った」という過程を通じて学ぶ人を育てます。

礼儀と礼節を重んじ、自らの教養を磨く、品性豊かな人を育てます。